妊娠中こそ油が大事!亜麻仁油(オメガ3)と赤ちゃんの脳の発達の関係と注意点
テレビで聞いたことがあるような気がするけど…
良くわからないわ~
その「オメガ3」がどうしたの?
今度、買ってきてあげようか。
サラダのドレッシングにしたり、料理にもいろいろ使えるから、なっちゃんも「亜麻仁油」を摂るといいポヨ!でも加熱して使うと酸化してしまうので注意が必要ポヨ
次第に表情が分かるようになったり、小さな指が見えてきたり。でも、私たちの目では見えませんが、赤ちゃんの脳もお母さんのお腹の中で育っています。
脳は人の記憶だけでなく、すべての体の機能をつかさどるところ。
この脳の基盤がお腹の中で出来上がっているのです。
実は、妊娠期の栄養の摂り方で赤ちゃんの脳の大脳皮質の大きさや発達具合に大きく関連していること、ご存知でしょうか。
その栄養とは…実は、油です。
今回は、管理栄養士さんが妊娠中こそ油が大切と言うお話をしてくれました
1.亜麻仁油が赤ちゃんの脳を発達させる!
油の摂りすぎは太るもと、病気のもととされがちです。
しかし、実は私たちには摂らなくてはいけない油があるのです。
それは亜麻仁油に代表されるオメガ3の油です!
動物実験では、妊娠している母親に、オメガ3脂肪酸を欠乏させた油を与えると、生まれた子供の脳の発達に悪い影響があり、更に成長過程においても学習能力に悪影響があることも分かっています。
2.なぜ亜麻仁油が頭を良くする?
実は、私たち大人の体は60兆個の細胞でできています。
その細胞膜は油でできているのです。
オメガ3が不足していると、この細胞膜がうまく作られず、細胞が機能を失い始め、様々な生活習慣病などに繋がります。
60兆個の細胞には、もちろん脳も含まれています。
細胞は日々代謝を繰り返すため、常にオメガ3を摂ることが必要となります。
赤ちゃんの細胞も同じです。
赤ちゃんは日々成長するために細胞を増やし成長を続けています。
脳の細胞の基盤もお腹の中で作られるため、脳の細胞を作る亜麻仁油を摂ることが必要になるのです。
3.亜麻仁油を摂ろう!
亜麻仁油が赤ちゃんの成長にとって、欠かせないものということはご理解いただけたと思います。
赤ちゃんの成長だけでなく、お母さんの回復のためにも必要なので、積極的に摂っていきたいですね。
ですが、この亜麻仁油の摂り方には注意していただきたいことがあります。
それは、70度以上だと酸化してしまうため、加熱せずに使用してください。
ドレッシングとしてサラダにかけたり、パスタなどのお料理の仕上げにかけたり、冷ややっこや納豆にかけるのもおすすめです。
少しクセを感じる方は、ぜひ、ごま油やエクストラバージンオリーブオイルなどと合わせて使ってみてください。
量としては、1日大さじ1杯程度がおすすめです。
お子様の脳の成長のためにも、ご自身のお体のためにも、亜麻仁油生活、始めてみませんか?