妊娠中にできる発達障害・自閉症対策について※飲酒や喫煙、野菜不足が原因
大人になっても気づかない人がいるって聞いたこともあるわ。
それが発達障害ポヨ。
ママのお腹にいるときにできる対策としては、禁酒・禁煙、葉酸サプリを飲んで、野菜が多めの食生活やできるだけストレスがたまらないようにする…ってことポヨ。
だから、できるだけお腹の赤ちゃんのために穏やかに健やかな生活を送ることを心掛けるといいポヨ!
芸能人が発達障害をカミングアウトしたり、テレビで発達障害の特集が組まれたりと何かと注目が集まっています。
では、発達障害にはどんな特徴があるのでしょうか?
ここでは発達障害の症状や原因、妊娠中にできる簡単な対策についてご紹介します。
目次
1.発達障害とは?
そもそも発達障害とは、生まれつき脳機能に障害があるため起こる、さまざまな発達の遅れのことを言います。
症状によって数種類に分類されていますが、複数の発達障害を合併している場合もあります。
それに加え、知的障害や精神障害などを合併していることもあります。
発達障害は、広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)の大きく3つに分けることができます。
2.自閉症とは?
自閉症とは、正しくは「自閉症スペクトラム」と言います。
広汎性発達障害のひとつです。
自閉症スペクトラムの中には、アスペルガー症候群、カナー症候群など数種類の症状が含まれています。
自閉症には3つの大きな特徴があります。
- 社会性や対人関係をうまく築けない。
- 言葉やコミュニケーション能力に遅れがある。
- 特定の分野に強いこだわりがある。
症状の程度や発達検査の結果などを考慮したうえで診断されます。
3歳ぐらいまでに少しずつ症状が現れることが多いです。
目線が合わない、言葉が遅い、落ち着きがない、友達と遊べない、などの症状が出る場合が多いです。
それ以外にも、言葉のオウム返し(エコラリア)や同じ行動を繰り返す常同運動、こだわり行動などが見られることもあります。
もちろん症状には個人差があるので、参考程度にとどめておいてください。
1歳半健診や3歳児健診で指摘されるケースもあります。
ただし、低年齢の子どもの自閉症を鑑別するのは難しいため、ある程度の年齢になるまで様子を見る場合もあります。
3.学習障害とは?
学習障害とは、知的障害が無いにもかかわらず、聞く、読む、書くなどの学習に必要な能力が身に付かない状態を言います。
読むことが出来ない読字障害(ディスレクシア)、書くことができない書字表出障害(ディスグラフィア)、計算ができない算数障害(ディスカリキュリア)の3つに分類されます。
勉強が始まる小学校入学後に発見されることが多いです。
4.注意欠陥多動性障害とは?
注意欠陥多動性障害には特徴的な症状が3つあります。
- 注意力が足りず、集中できない。
- じっとしていられない。
- 衝動的に行動してしまう。
小学校入学頃に発見される場合が多いです。
授業中に立ち歩いてしまう、友達とけんかをしてしまう、忘れ物や紛失物が多いなど、学校生活に支障が出る場合もあります。
5.発達障害や自閉症の原因
発達障害は、生まれつきの脳機能障害が原因で起こると言われています。
しかしなぜ脳機能障害が起きるのか、はっきりとした原因は分かっていません。
さまざまな説が考えられていますが、遺伝子や染色体が原因の場合もあると言われています。
原因がはっきりすれば、治療にも生かせると期待されています。
それ以外にも、飲酒や喫煙、高齢出産、野菜不足、過度のストレス、夏場の妊娠、不妊治療、帝王切開なども原因になるのではないかともいわれています。
6.妊娠中にできる対策
妊娠中にできる対策としては、当然ですが禁煙と禁酒です。
特に妊娠中の喫煙は、お腹の赤ちゃんの発達障害の発生リスクをなんと1.4倍高めるともいわれています。
それ以外にも赤ちゃんの発育不全や胎盤早期剥離などの原因にもなります。
妊娠したらすぐにタバコは止めましょう。
食生活にも気を付けましょう。
野菜を多めに摂るよう心がけてください。
できるだけ決まった時間に3食食べるようにしましょう。
また、インスタント食品やレトルト食品、コンビニのお弁当などには添加物が大量に含まれています。
できるだけ妊娠中は避けるようにしてください。
過度のストレスも大敵です。
適度にリフレッシュするよう心がけてください。
仕事が忙しい妊婦さんも多いと思いますが、できるだけストレスをためないよう時差出勤や残業調整などを行うといいでしょう。
現実にはなかなか難しいかもしれませんが、お腹の赤ちゃんの為にも穏やかな生活を送るようにしてくださいね。
7.葉酸サプリも効果的!
なんと葉酸サプリも発達障害の予防に効果があると言われています。
ノルウェーの研究では、妊娠8週までにしっかり葉酸を摂取することで、言葉の遅れを減らすことができる、という研究結果が出ています。
特に妊娠初期に葉酸サプリを摂取することが大切です。
つわりでなかなかサプリが飲めない…という場合には、飲みやすい小粒のサプリを選んでみるといいでしょう。
サプリの匂いが辛い場合には、レモンの香りがついているサプリや無味無臭のサプリを選ぶのもおすすめです。
8.ストレスのない生活を心がけよう
いかがだったでしょうか?
最近では、発達障害を持つ子どもの数が急増しています。
同時に大人の発達障害もクローズアップされはじめ、テレビや雑誌、インターネットなどで特集される機会も増えています。
妊娠中にはママができる対策をしっかり行いましょう。
子どもの発達で気になることがある場合には、自治体の発達相談窓口や児童相談所などに相談してみるといいでしょう。
的確なアドバイスがもらえます。