妊娠中にDHAを摂取すると赤ちゃんの脳が発達する!?
お腹の赤ちゃんの脳の神経細胞の発達に良いとされてるんだポヨ!
青魚に含まれてる脂肪酸だから、普段の食事からも摂りやすいポヨ~
でもお魚料理ってちょっと苦手なんだけど。。。
ツナとか、サバやイワシ、サンマなら煮たものが売られているから活用するといいポヨ!
1.DHAについて
DHAは、正式名称をドコサヘキサエン酸といい、脂肪酸の一つです。
主に、青魚やまぐろなどの魚油に多く含まれています。
脂肪酸は私たちが日常食事で摂る油(脂)を構成している物質で大切なエネルギー源になります。
脂肪酸には様々な種類があり、たとえば、植物性のオリーブオイルにはオレイン酸やリノール酸が含まれています。
参考: オリーブオイルについて
そして、ラードや牛脂のような動物性のものにはステアリン酸やパルミチン酸という脂肪酸が含まれています。
1-1.DHAの働き
主に、
- 細胞膜の材料となり、細胞膜を柔軟に保つ
- 脳の海馬に多く含まれ、脳の働きを維持する
- 目の網膜に多く含まれて目の機能の維持する
があります。
妊娠中のお母さんがDHAを摂取すると、胎盤を通して胎児に運ばれます。
そして、胎児の脳の神経細胞の成長のために働きます。
妊娠中多くのDHAを摂っていた人の子どもは、小学生までの発達も優れているという研究結果もあります。
産まれてからもDHAを多く摂取することで、視覚能力が上がったり、物を記憶するといった脳の機能が向上したり、小学生以降では集中力が高いといった効果が確認されています。
DHAは妊娠中だけでなく、出産後にも大切と言われています。
出産後、魚の摂取量の少ないお母さんの母乳はDHA量が減少するとも言われており、妊娠中だけでなく出産後もDHAの摂取を心がける必要があります。
2.DHAを摂取するうえで注意すること
しかし、注意したいのが、DHAの摂取と、魚介類に含まれる水銀の量です。
水銀は、どの魚にも一定量含まれていますが、食物連鎖の関係で大型の魚には特に多く含まれています。
水銀は、大人が食事で摂取しても体外に排出されますが、妊娠中の方だと直接胎児に運ばれてしまう、というリスクがあり、厚生労働省でも妊娠中の魚介類の摂取には注意するように注意喚起されています。
しかし、魚すべてがダメなのではなく、サケ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオ、ツナ缶などは問題ないので、そのような魚からDHAを積極的に摂取しましょう。
妊娠中や出産直後で料理するのが億劫な方は、缶詰やレトルトでサンマの蒲焼やイワシ煮などが販売されているので、活用してみるといいですね。