妊娠したら食べてはいけない食品食材一覧と食べると危険な理由
食べてはいけない食材、過剰摂取に気を付けた方がいい食材がいろいろあるから、見てみるといいポヨ!
目次
1.素敵なマタニティライフのために
妊娠に気が付いた日から、貴重なマタニティライフの始まりです。
赤ちゃんと一心同体で過ごす、楽しい10か月です。
お腹の赤ちゃんに話しかけながら散歩をしたり、絵本を読み聞かせたりと、とても幸せな期間になることでしょう。
ですが、妊娠中には我慢しなければならないこともあります。
飲酒や喫煙はもちろんですが、実は食べてはいけない食べ物も多くあるのです。
中には、知らなかったから…では済まされない食べ物もあります。
妊娠したら、ぜひ一度確認しておきましょう。
2.食べてはいけない食品とは
妊娠中に避けたほうが良い食べ物は、実はたくさんあります。
以下にその種類と、食べてはいけない理由をまとめました。
2-1.生肉
ユッケ、レアステーキ、レバ刺し、生ハムなど、非加熱の肉を使用した料理は食べないようにしましょう。
トキソプラズマという寄生虫に感染する恐れがあります。
生肉の中には、トキソプラズマという寄生虫が付着している場合があります。
健康な人が感染しても全く問題はありません。
感染した場合も、軽い風邪程度の症状しか出ないため、気が付かない人も多いです。
ですが、妊婦が初めて感染した場合、胎盤を通じて赤ちゃんに移ってしまうことがあります。
赤ちゃんがトキソプラズマに感染すると、流産や死産、目や脳などに障害が起きる場合もあります。
2-2.未加熱のチーズなど
過熱処理をしていないナチュラルチーズや、未殺菌乳を使用して作られたチーズ、生ハム、スモークサーモンなどです。
リステリア菌に感染する恐れがあります。
リステリア菌は、土の中や河川の水、家畜、魚介類や昆虫などに生息している菌です。
非常に強い菌で、妊婦など免疫力が低下している人は感染しやすくなります。
感染すると、高熱や頭痛、嘔吐などの症状が出ます。
重症化すると死に至る場合もある、恐ろしい感染症です。
胎盤を通して、赤ちゃんがリステリア菌に感染すると、流産や死産の原因になる場合があります。
2-3.マグロや深海魚
マグロの仲間(本マグロ、インドマグロ、カジキマグロなどのマグロ類)、マグロ類を使用した加工食品、金目鯛やムツなどの深海魚です。
これらの魚類には、メチル水銀という物質が多く蓄積されています。
メチル水銀は、健康な人であれば、食べ過ぎても自然に体の外へ排泄されます。
しかし、お腹の赤ちゃんは、排出することができません。
そのためどんどん体内に蓄積され、赤ちゃんの中枢神経に異常を起こす場合があります。
週に1回食べる程度であれば、全く問題ありません。
良質な栄養素もたくさん含まれている食品なので、食べ過ぎない程度に摂取するようにしましょう。
2-4.生卵など
生卵や、加熱が不十分な肉類、生のスプラウト(カイワレ大根など)です。
サルモネラ菌に感染する恐れがあります。
サルモネラ菌は、激しい食中毒を起こします。
激しい下痢や嘔吐によって子宮が収縮しやすくなり、流産や早産の原因となる場合があります。
2-5.スパイス類
ウコン(ターメリック)、シナモン、タイム、セージ、バジル、ナツメグ、パセリなどのスパイス類です。
過剰に摂取することで、子宮の収縮につながります。
流産や早産の原因となる場合があるので、妊娠中は避けておいたほうがいいでしょう。
スパイス類は、カレーやお菓子などの隠し味として使われている場合もあります。
知らず知らずのうちに食べ過ぎてしまう場合もあるので、注意が必要です。
2-6.アロエ
アロエも同様、子宮の収縮を起こします。
ヨーグルトなどのデザートの含まれている場合もあるので、よく確認するようにしましょう。
2-7.海藻類
ひじき、昆布、わかめ、のりなどの海藻類です。
インスタントの昆布だしや、インスタント味噌汁、外食の味噌汁やうどんにも含まれている場合があります。
海藻類には、ヨウ素が豊富に含まれています。
様々な料理の味付けに使われているので、知らないうちに食べ過ぎてしまう場合があります。
ヨウ素を過剰摂取することで、体内の甲状腺に異常が起きます。
場合によっては、甲状腺機能低下症という病気になってしまいます。
ですが、適量の摂取は必要です。
ヨウ素が不足することで、お腹の赤ちゃんの脳機能障害や、流産の原因になる場合もあります。
副菜として週に2回食べる程度であれば、全く問題ありません。
2-8.レバーやウナギなど
レバーやうなぎ、鮎やホタルイカなどです。
これらの食品には、ビタミンAが多く含まれています。
特に妊娠初期にビタミンAを過剰に摂取することで、お腹の赤ちゃんに障害が起こるリスクが高くなります。
口唇口蓋裂や水頭症など、先天性疾患を引き起こす原因になると言われています。
ビタミンAは、緑黄色野菜や果物にも多く含まれています。
できるだけ野菜類から摂取するようにしましょう。
3.妊娠中の食生活は大変!
食品を避ける以外にも、できることはたくさんあります。
料理するときは、もちろん清潔な手で行いましょう。
衛生管理に気を付け、十分中まで加熱するように注意しましょう。
料理はできるだけ早く食べ、残りはすぐに冷蔵庫に入れましょう。
妊娠中は抵抗力が落ちやすく、些細な最近にも感染しやすいものです。
調理にも十分注意してくださいね。
素敵なマタニティライフが過ごせるよう、頑張りましょう!