妊娠中の葉酸不足症状って?母体と赤ちゃんへの悪影響は欠乏状態が原因
赤ちゃんは病気になっちゃうの??
だから、不足すると貧血になったり、のどや口の中の粘膜が荒れたりするポヨ!
結果的に、動脈硬化や食欲不振、めまいふらつきなどがおこったり、妊娠高血圧症候群になったり、精神的にもうつ病になりやすかったりするポヨ。
そして、母体の健康は赤ちゃんの健康にもつながるから、葉酸は必須ポヨ!
妊娠中は赤ちゃんにも必要だから葉酸は不足しないように、サプリメントで補給しないとダメなのね。
なっちゃんも、葉酸に詳しくなってきたポヨね~!
実は知らない…という人も多いのではないでしょうか。
今回は、意外と知らない!葉酸不足の症状と、葉酸不足が体に与える影響についてご紹介します。
1.葉酸が不足するとどんな症状が出るの?
みなさんご存知のように、葉酸はお腹の赤ちゃんの成長に欠かせないビタミンのひとつですよね。
では、それ以外にも葉酸に役割があるって知っていましたか?
実は葉酸は血液の生成と関わりが深いビタミンなのです!
そのため、葉酸が不足すると貧血になってしまいます。
貧血というと、血が少ないイメージを持つ人も多いのですが、葉酸不足が原因で起こる貧血は少し違うのです。
葉酸不足が原因の貧血は「悪性貧血」と呼ばれています。
悪性貧血とは、正常な赤血球が作られなくなり、形がいびつな赤血球ばかりができてしまう状態です。
先ほど葉酸が血液の生成に関わっているとご説明しましたね。
そのため葉酸が不足すると、正常な赤血球が作られなくなってしまうのです。
その結果、赤血球の役割である酸素の運搬ができなくなり、体が酸欠になってしまいます。
悪性貧血の症状は、めまいやふらつき、食欲不振や体のだるさなど一般的な貧血の症状とほとんど同じです。
また、葉酸には粘膜の健康を保つ役割もあります。
そのため葉酸が不足すると、のどや口の中の粘膜が荒れやすくなります。
口内炎ができやすくなったり、胃潰瘍や扁桃炎などにもかかりやすくなってしまいます。
腸の粘膜が荒れてしまうことによって下痢が起きたり、舌が荒れる舌炎が起こる場合もあります。
2.葉酸不足が母体に与える影響は?
妊娠中はお腹の赤ちゃんに胎盤を通して栄養を与えているため、葉酸の必要量が多くなる時期です。
1日当たり480μgの葉酸が必要だと言われています。
妊娠中に葉酸が不足すると、前述したように悪性貧血が起きる可能性があります。
めまいやふらつき、体のだるさなどが起こることが多いです。
食欲不振や頭痛などが起きる場合もあります。
ただでさえ妊娠中はお腹が大きく、体のバランスがとりにくくなります。
悪性貧血でめまいやふらつきが起こると、さらに転びやすくなってしまいます。
めまいやふらつきを感じたら、すぐに座って休むようにしましょう。
悪性貧血は採血を行うことで診断することができます。
貧血の自覚症状が強い時には、早めに産院で診察を受けることをおすすめします。
それに加え、葉酸が不足すると、白血球などの生成スピードが遅くなる場合もあります。
その結果、免疫力の低下が起きる場合があります。
妊娠中はただでさえ免疫力が低下しやすい時期です。
インフルエンザなどの感染症には十分注意するようにしてください。
また、葉酸には動脈硬化の予防効果もあります。
そのため葉酸が不足すると動脈硬化になりやすくなると言われています。
動脈硬化は高血圧を引き起こす原因のひとつです。
そのため妊娠高血圧症候群になるリスクが高くなります。
妊娠高血圧症候群は、妊娠中に起きる高血圧と蛋白尿が特徴的な病気です。
発症すると厳重な管理が必要となります。
さらに、葉酸が不足するとうつ病になるリスクが高まるともいわれています。
葉酸は精神面の安定とも関わりが深いビタミンのひとつです。
そのため葉酸が不足するとうつ状態になったり、不眠になることがあります。
ただでさえ妊娠中は女性ホルモンの影響で、精神的に不安定になりやすい時期です。
葉酸不足には十分注意しましょう。
3.葉酸不足が胎児に与える影響は?
葉酸不足は、お腹の赤ちゃんにも影響を与えます。
ママが葉酸不足の状態になると、もちろん赤ちゃんの発育にも影響が出ます。
ママが貧血になると十分に栄養が届かなくなるので、赤ちゃんの体重がなかなか増えなくなってしまいます。
また、葉酸には細胞分裂を促す効果もあります。
そのため葉酸が不足すると、細胞分裂のスピードが遅くなります。
その結果、赤ちゃんの発達が遅くなる場合もあります。
それに加え、妊娠中の葉酸不足は赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを高めてしまいます。
神経管とは、妊娠7週目までに出来上がる脳や神経などの生きていくために必要不可欠な器官です。
この時期に葉酸が不足することで、赤ちゃんに神経管閉鎖障害が起きる可能性があります。
主な神経管閉鎖障害の病気には、二分脊椎(神経管の一部が体の外に飛び出したまま産まれる)や、無脳症(脳が形成されないので体外では生きられない)などがあります。
また、葉酸が不足することで、口唇口蓋裂やファロー四徴症などの心臓疾患になるリスクも高まると言われています。
4.予防には葉酸サプリが効果的!
いかがだったでしょうか?
このように、葉酸不足はママにも赤ちゃんにもさまざまな影響を与えてしまいます。
葉酸は水溶性ビタミンなので、食事だけで摂取するのは大変なのです。
妊娠中は葉酸サプリを使って、しっかり効率的に葉酸を摂取するようにしましょう。
もちろん毎日欠かさず服用することが大切です。
大切な赤ちゃんのために、頑張って続けてみてくださいね!